A FUTURIST’s Blog

ある匿名の日本のFuturist(フューチャリスト)が独自のスタイルを確立するまでを綴るブログ。 当面は、限られた少数の読者を対象として、週一回程度のペースで更新する予定。

IBMのGIO 3.0 その1 メディアと仮想世界

米IBM社が、GIO(Global Innovation Outlook)の 3.0を発表した。これは、ここ数年、毎年、IBMが発表してるレポートで、世界的なイノベーションの動向と未来を示唆する広範囲のリサーチとディスカッションをベースしている。今回のテーマは、”The NEW NEW MEDIA” ということで、メディアとコンテンツ、およびメッセージングについてフォーカスされている。このブログでは、Futurist的に意味のあるものをとりあげる。まずは、仮想世界について、IBM社員で、MITの客員教授でもあるIrving Wladawsky-Bergerが”Virtual Uncertainty””というテーマでひとコラム書いている。タイトルは、「仮想的不確実性」 と訳すと直訳だが、「ほとんど、なにも確かことはない」と訳したほうがよいのか、迷う。
内容をまとめると

メディア産業が大きな変動を経験するのは、めったにないことだ。1940年代のテレビ、1970年代のVCR、1990年代のインターネットがそうだった。
2007年のいま、大きな地殻変動がおきている。仮想世界(ヴァーチュアル・ワールド)革命だ。
インターネットがメディアの光景を変えてしまったという記憶がまだ生々しいが、まだ胎児の段階にある仮想世界への動きに投資するチャンスだ。今日の仮想世界と未来のWebとの関係は、サイレント・ムービーとハリウッドとの関係と同じだ。
仮想世界は、それ以前のメディアとはまったく異なったメディアである。信じがたいほど、表現力があり、対話的で、個人的だ。それゆえ、すべてのコンテンツは、再考されねばならないだろう。テクノロジーの力が、最高に人間的な要素を作り出したのだ。仮想世界でビジネスをやろうとするものは、それを念頭におかないと、失敗するだろう。
仮想世界においては、消費主義ではなくて、より表現主義的なのだ。


とうとうIBMが革命(Revolution)だと言うようになってきた。
果たして、この仮想世界というやつが、どうなっていくのか、しばらくは、目が離せない。すでに Web2.0の世界で、人々は、生産者vs消費者という関係図式をもたなくなりつつあるので、仮想世界のサポート・レベルがあがったとき、いったい、われわれのライフスタイルがどう変わっていくかを想像するだけで、沸き立つ思いを感ずる。

↓これです。PDFが↑のリンクでダウンロードできます。
gio3


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ブログの記事の内容について

このブログは、”Futuristのブログ”という編集方針に基づいています。したがって、”未来”にフォーカスしていることが重要です。現在のブログAuthorの関心は、分類カテゴリーに表現されています。現在の世界の重要な課題は、依然として、経済問題にあります。個人の資産運用から、フィナンシャル・フリーダムの実現を経て、真なる自己実現の基盤を準備するという一連のテーマもはずせません。
さらに、実は、経済とか金融以外の課題が、より重要であるとも考えられます。
科学技術の進歩とその利用。
IT技術の進歩による、インターネットや「仮想世界」の高次元・広域の展開。
経済・技術を超える、人間の思想や愛や想像力。
社会的総合性としての「日本の未来」や「世界の枠組み」も、大きな問題です。

当ブログの読者は、その記事の論点がどこにあるかを、おおまかに、把握して、興味のあるところを見ていただけると、幸いかと思います。
大きくは、経済社会関係およびフィナンシャル・フリーダム関係の記事と、SecondLifeなどの「仮想世界」の記事,そして、思想や世界観、想像力の記事という、3つにわけて見ていただけるとわかりやすいかと思っております。(このへんは、状況でかわります^^)

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米英支配とフランス

今回は、
田中宇の国際ニュース解説を紹介する。
田中宇は、たぶん、日本で最初にインターネット配信のプロフェッショナル・ジャーナリストとして認知された人だと思う。とくに、国際ニュースのジャンルにおいては、顕著な活躍をしている。主に海外のネット・ジャーナリズムを情報源として、日本のメジャー・ジャーナリズムと違った独自の視点から、国際ニュースを分析している。こういう情報をタイムラグなしで、日本語で流してくれる存在は非常に貴重だ。分析手法は堅実で信頼性も高いが、なぜか、現在の主流のアメリカ中心のものの見方には、センサーが感知しないようで(笑)、わたし的には、ある種のバイアスがあると思っている。とくに、イラク戦争開始後は、わたしの感覚とずれてきたので、しばらく、メールも見ないでいたが、10月16日のフランスについての記事は、久しぶりに、感心した。18世紀からのフランスとイギリス、アメリカ、ドイツ、各地の植民地をめぐる複雑な政治力学をわかりやすく整理してあって、思わず引き込まれた。世界におけるアメリカの勢力の相対的低下と中東との関係、EUの政治的バランスを考えるとフランスの独特のポジションが見えてくる。

↓しかし、田中さん、いつも反米的な記事ばかりで、なんでマイクロソフト(MSN)が彼のニュースを採用したのか、いまでも不思議。
アメリカ以後 (光文社新書) アメリカ以後 (光文社新書)
田中 宇 (2004/02/17)
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ジム・ロジャーズ インタビュー その3 実質的な生活レベルの低下

今回もジム・ロジャーズ シリーズを続けます。
ジム・ロジャーズ情報ブログ に紹介されているジムのインタビューのうち、日本の未来に関するものを もうひとつ。

Q: 日本は現在、少子高齢化、巨額な財政赤字等問題が山積みです。もし仮に、日本政府にアドバイスをするならば、どのような政策提言を行いますか?また、その理由をお聞かせ下さい。
A:(ジムロジャーズ) 日本には3つの選択肢がある。より多くの子供を産むか、移民を受け入れるか、さもなければ生活水準の低下に甘んずるかだ。今のところ日本は、生活水準の低下を受けいれているように見える。もし、私が日本政府であれば、出生率を高めるための奨励金、育児施設などの政策を実施し、出来るだけたくさんの移民を受け入れるだろう。日本がそのような行動をとるかどうか、私には分からないが、これが私のアドバイスだ。日本は人口が減少し、高齢化しており、深刻な問題となる。更に、巨額な政府の債務を一体誰が払うのだろうか。現在10歳になる日本の子供は今すぐ通りに出て、暴動を起こすべきだ。何故なら、彼らが40歳になったら、多額の負債のために押し潰されてしまうかもしれないからだ。日本の人口が減少し続ければ、これは悲劇となるだろう。
(大和投資信託の資料から引用)



非常に単純だが、論旨明快で、賛成するかどうかは別として、面白くて、一理ある。実際には、いまのところ、日本は、移民を増やそうとは、ほとんど誰も思っていない。子どもを増やそうともそれほど思っていない。少子化を前提として、移民も増えないことを前提として、なんとか、経済成長し、生活レベルを下げないようにするには、どうするか?というのが、現在の日本のリーダーやマジョリティのバランス感覚ではないだろうか?しかし、もちろん、それが、簡単ではないとも知っている。ジムのいうように、日本の10歳のこどもが、街で暴動を起こす可能性はZEROだ。実際には、ジムのいうように、日本人の多くは、実質的な生活レベルの低下を受け入れていることで、目先のやりくりをしていると考えるのは、そんなにはずれていないだろう。斉藤さんのブログでも、生活者の消費の落ち込みがはっきりと指摘されている。
つまり、日本の未来は、まだ、見えていないという話なのだ。それは、世間を騒がしているサブプライム問題よりも、はるかに、日本や日本人には重要だ。その点を抜きにして、日経平均株価があがった下がった、金利が上がる。あがらないの論議をしても、非常に限定的な意味しかもたない。

ジムは 47歳のとき、バイクで、夫婦で、世界一周した。さらに、57歳のときに、違う奥さんと、黄色い改造ベンツで、世界一周した。そのあと、最初の子どもをつくり(!)、いまは、その子どもに夢中なんだが、将来は、親子で、世界一周に挑戦したいとも言っている。気分爽快なオヤジだなあ!こういうオヤジになりてぇーな。
冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行 日経ビジネス人文庫 (日経ビジネス人文庫) 冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行 日経ビジネス人文庫 (日経ビジネス人文庫)
ジム・ロジャーズ (2004/03/02)
日本経済新聞社

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ジム・ロジャーズ インタビュー その2

前回の記事で 言葉が足らない部分を補うことにする。わたしの意見は、結論的に、ブルドッグ・ソースの買収防衛策が認められたことは問題ない、ということだった。では、この判決は、日本の未来にどういう影響を与えるか?それをどう考えるか?
まず、アングロサクソン的な資本の市場主義を当然だと思っている投資家は、「日本では、M&Aに、独特な司法判断があり、単純にやると法的にはじかれるかも知れない」と考えて、日本への投資をためらうので、もともと外国人投資家依存の傾向が強い日本の株式市場は停滞の傾向が強まるかもしれない。しかし、実は、それがどの程度に影響するかは
、まったく未知なのだ。
まず第一に、日本のM&Aは、ブルドックだけでないし、裁判沙汰にならずに、まとまる話しのほうが多いと思う。たとえば、このブルドック・ソースとほぼ同時期に、三星食品(ヘラクレス上場企業)に対する外資の食品会社から TOB(公開株式買い付け)があった。三星食品は、優れた製品(テイカロ)を持っていたが、長期的には、商品の幅を増やすなどの拡大戦略が必要であった。現経営陣もこの買収を支持し、低迷していた株価も50%以上上昇した。わたしも、少しだけ、株を所有しており、株主のはしくれだったが、満足、納得だった。うれしい反面ちょっとさみしいのが意外だった。結局、こういうのがよい買収なので、このタイプの買収が増えればよい。
また、どの国でも、企業は独自の買収防衛策をもっており、たとえば、今年5月に、ロイターをトムソンが買収した件では、ロイターの創業者一族に買収拒否権が設定されていたし、買収された場合でも、ロイターの編集権だけは、別扱いとなっていた。
企業の買収防衛策は、市場の潜在的な暴力的な力に対するシェルターでもあるため、外部からは、分かりにくい場合もあるし、ある程度、資本の流動性を抑えても、やむをえない面がある。
さらに、世界には、優秀な買収屋や経営者、投資家がいっぱいいる ので、日本において、いくらでも良いM&Aの話をまとめていけると思う。
したがって、一時的に、日本企業へのM&Aが影響を受けるとしてもわずかであると考える。また、仮にこのことを含めて、当面、日本の株式市場が外国投資家へ迎合しないことによって、停滞することがあっても、そして、いくらかの経済的停滞をもたらしたとしても、それは日本の長期的な未来設計を展望した場合には、第2義的な問題にすぎないと考える。

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ジム・ロジャーズのインタビュー その1

ジム・ロジャーズは世界的なカリスマ投資家で、ギネスブックにもランクされる冒険投資家としても有名だが、もっと有名な投資家のジョージ・ソロスと設立したヘッジ・ファンドで、10年稼ぎまくったアメリカ人。ちょっと日本人には真似のできないスケールの投資家で、その徹底したIndependent Thinkとクリアな歴史観が多くの人を魅了する。そのジムに関する情報だけを扱った日本語のブログがある。

ジム・ロジャーズ情報ブログ

その中で、最近のジムのインタビューが紹介されている。ジムのインタビューや講演は、いつもほとんどのエコノミストやアナリストを超えたスケールで、考え抜かれていて、刺激的で、面白く、役にも立つ。ところが、真似をして投資すれば、儲かるだろうと思っても、実は簡単にはいかないことがわかるのだが...
当ブログは、Futuristブログなので、投資戦略の観点ではなく、日本の未来に関連した内容をセレクトすると、まず ブルドック・ソースの買収防衛策についての裁判結果については、

この判決は、日本にとっては喜ばしいことではない。もし日本企業を買収したい人がいれば、許されてしかるべきだ。そうすれば、日本はより高いリターンを得ることができるだろう。会社を保有している人はそれを売って、高いリターンを得、売ったお金で他に別なことをして、お金を増やす事が出来るだろう。判決は、日本企業を買収しようとする人々が少なくなることを意味する。今後も企業の買収や合
併はあるだろうが、この判決がない場合に比べて、少なくなるであろう。このような判決は、アメリカ合衆国も含めて世界のどの国においても良いことではない。これは、日本の投資家、最終的には日本国民
や日本経済に害を与えることになろう。



と語っている。この判決に関しては、日本国内の世論は、大きく2つに分かれていたように思う。ひとつは、「判決の法的根拠づけ(とくに濫用的買収者の認定)について、本当にあれでいいのかどうかは別としても、株主総会での厳しい条件(2/3以上)の支持を得たことや、企業のアイデンティティを継続しながら、企業の性格にあった地道な経営活動を行っている現在の経営陣に対する肯定とたんなる資本力と株価の論理を振り回す金融市場主義者への否定」を基調とする意見。もうひとつは、ジム・ロジャーズと同じように、経済的市場主義に立ち、「法的根拠づけの不完全性を指摘し、世界的な資本のグローバリゼーションの流れに反しているし、閉鎖的な日本の株式市場へ海外投資家が投資しなくなり、株価の停滞や実態経済の停滞をもたらすからよくない判決だ。」とする意見である。
 この問題は、実は、日本の未来、とりわけ、日本の資本主義経済を考えるうえで重要なテーマを含んでいるし、さらに Futuristのテーマのひとつである 世界の枠組みの未来にも関連してくるのだが、このへんは、後日 別記事で書きたい。

さて、わたしは、今回のブルドック・ソースの件については、結果として、買収防衛策を認めることで問題なかったと考える。なぜなら、ブルドックは、外部から資本を追加する必要はないし、そのメリットも少ない。急激に、企業業績や株価を上げたい類の企業になってほしいと思っている顧客や株主や従業員は少ないと思うから。わたしは、ブルドック・ソースをいつも買っているが、味にも値段にも不満はないし、ずっとこのままでもいいし、つぶれたり、品質が落ちたりするのはいやだが、突然会社が変わって、別のソースになってしまうリスクは少ないほうがいい。ようは、企業の個性にあったやり方というものがあるはずなのだ。他の企業のことは別だけれど、この件については、買収策を仕掛けたほうが、そのへんの微妙なニュアンスに早く気がつくべきだったが、未熟な買収屋だったので、引き際なり、行動方針の変更の仕方がよくわからなかったのだろう。あとは、ブルドックとしては、公開株式会社を続けるより、上場をやめて非公開会社になってしまったほうが、わかりやすいのではないかという見方もできるが、どうでしょうか?

続く

関係ないけど、ジムの黄色いベンツ↓ 素敵でしょう!
冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見 (日経ビジネス人文庫) 冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見 (日経ビジネス人文庫)
ジム ロジャーズ (2006/01)
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仮想世界の新しい動き

最近、世界的に、仮想世界ビジネス業界での、あらたな動きが加速しているように見える。アメリカのサン・ノゼで先週開催された、Virtual World Conference and EXPO では、LINDEN LABとIBMが仮想世界のオープン・スタンダード化などを共同して始めるとアナウンスした。http://www.virtualworldsnews.com/2007/10/ibm-and-linde-1.html これにより、両社は、基本的には、SecondLifeプラットフォームをベースに、複数の仮想世界プラットフォームの相互運用可能な標準の開発、エンターテイメントのみならず、ビジネス業務への本格的展開、既存のWeb環境、既存のビジネス・アプリとの連動性を提供していく方向性を確認したこととなる。(いつ頃それができるわけ?って話しは別)。また、Millions of Usが中国最大の仮想世界ベンダーであるHiPiHiと提携したり、中国の政府系機関であるChina Recreation District(要は余暇開発をするとこ)が、
中国での仮想世界プラットフォームの統一的国家インフラ構築を目指すと講演したり、http://www.virtualworldsnews.com/2007/10/nyt-china-recre.html中国の動きにも注目が集まった。
日本関係でも、Jin-Sei,スプリューム、meet-meなど、日本発の仮想世界が誕生(ないし、誕生予定)であり、とくに、mixiと提携したJin-Seiには、わたしも注目。*今日も元気なChizzyさんのレポート=> http://blogmag.ascii.jp/secondlife/2007/10/001014.html#entrymore

この他、仮想世界のWebアプリ化や、操作系をいまのキーボード中心のインターフェースから、バーチャル・リアリティ的な多様でヒューマンなインターフェースへ発展させようとする意見も当然ある。(が、簡単ではないでしょね。)

というような訳で、雨後のたけのこのように、いろいろ出てくるのはいいけれど、お祭りのバカ騒ぎのあとは、誰もいない公園だけが残り、むなしいね、みたいなことにならないよう、普通の人のライフスタイルが少しでも楽しく豊かになるように、願う。

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沈むタイタニックと 仮想世界での生活

松本でコーヒー店を経営している斉藤さんのブログhttp://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/archives/51760873.html で、面白い記事を見つけました。

一方にオンラインの中に居場所を求める盛り上がりがあって、もう一方に沈みゆく現実の危機があるとしたら、何が起きるのか?私は、オンラインへの耽溺という現象が起きると思います。普通に学生をやっていて、普通に就職して、ネットの中を居場所にしていて、ふと気づいてみたら物価も税金も上がり、不満ばかりが大きくなった…という例が増えそう。オンラインこそが実生活であり、オフラインの世界が虚構のように感じる人も増えるでしょう。アジア諸国の追い上げは速いですから、より高い収益を狙う企業や投資家だけでなく、年金では暮らしてゆけないと感じる人たちにも、海外への移動を考える人が増える。たとえ日本に居続けようと思っても、企業の業績は海外だのみに傾いていますから、海外で働くことが避けられないという会社員も増えそうです。

日本は、全体が老人ホームのような国になってゆくかもしれません。ひたすら昔を懐かしみ、自分の健康と孫が関心の的で、変化を嫌い、外の現実に目を閉ざそうとする高齢者が多い国。すでに日本の地上波には、そうした人々の気持ちに応えようとする番組が激増しています。若い世代は、ますます地上波から離れ、ダウンロードやオンラインの世界に魅力を感じそう。


このブログは、Futuristブログなど足元にもおよばぬ人気ブログで、地に足のついた商業者の生活実感と、世界経済や投資活動に対する質の高い思考が、とてもよくバランスされた素敵なブログです。今回はGoogleのJAIKU買収をネタとして、MixiやTwitter、セカンド・ライフなどを論ずるとともに、日米の経済の先行きをコメントしています。そして、日本の未来において、衰退する現実と、セカンドライフのような魅力的な仮想世界を比較すれば、人々は、生活のメインを仮想世界の中で暮らすようになると言っています。
わたしは、アメリカ経済は、グローバリゼーションを進めていくことで、新興国とともにさらに発展していくと思っています。日本経済は、舵取りを間違うと中長期的な停滞に陥る危険はあると思っていますが、タイタニックというより、かっての英国病のような過去の栄華を忘れられないための衰退の危険でしょう。しかし、日本はそれほどすごい繁栄をしたわけではないし、あらたな未来への道筋をみつけることができれば、なんとかやっていけると期待しています。
日本が経済的に危機におちいるかどうかは、別として、現実での生活と仮想世界での生活を冷静に比較して、仮想生活に比重を移す人は増えると思います。それは、「オンラインへの耽溺」(ちょっと笑い)とも言えますが、愚かな現実に深入りするよりは、より人間として健康だとも言えます。
斉藤さんも、毎日、内容の充実したブログを書き、おそらくは、ネットで本格的な投資活動をしていると思いますから、もうすでに、広い意味での「仮想世界の住人」になりつつあると思います。そういう意味では、現実と仮想の境界もどんどん変化しているので、伝統的な仮想度の低い現実と、高度に仮想化された未来的な現実と、それらがせめぎあっているのが、今なのかもと思います。

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未来的エピキュリアンの魅力

前回の記事http://ft2007.blog112.fc2.com/blog-entry-26.htmlで、古代ギリシャの哲学者 エピクロスを紹介したが、彼の思想を、未来へ再生させることを検討したい。
エピクロスの思想を支持する人をエピキュリアンと呼ぶ。しかし、ここにひとつ問題があり、エピクロスの本来の思想は、質素で静かな生活を基盤として、思索の自由を快楽とするものであったが、後世にいたって、贅沢な美食家や酒池肉林、果ては、SM愛好家のごとき欲望の探求者が、エピキュリアンを自称するようになってしまった。これは、どこかでロジックが捻じ曲がり、倒錯し、正反対の意味に利用、転用されてしまったと考える。
もちろん、当ブログでは、これらの倒錯的快楽主義者をエピキュリアンとは判断しない。
さて、未来のエピキュリアンは、どう考えるのか?社会のサイバー化が進み、セカンドライフのような仮想世界が拡大する。経済のグローバル化が進み、新興国の経済力向上で、競争は激しくなるが、世界全体はどんどん豊かになっていく。これは、あらたなエピキュリアンにとって、よい環境であるとも言える。まず第1に、仮想世界の拡大によって、簡単に、自分だけの世界や、自分に苦痛を与えない人々との小さなコミュニティを作ることができるからだ。そして、仮想世界がより豊かな想像力をサポートできるように進化していくことで、「普通の現実」との格差はしだいに縮まっていき、コストと手間のかかる「普通の現実」より、仮想世界を選択する割合を増やすことが可能になっていく。現実がおぞましく、妄想にとらわれているような時は、さっさと、仮想の世界で「隠れて生きる」こと、そして苦痛なく、楽しく生きることも可能なのだ。
続く

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仮想空間での瞑想 その2 エピクロス

前回の記事で、SecondLifeで瞑想するスナップを掲載した。http://ft2007.blog112.fc2.com/blog-entry-25.html
そこで静かに思索していたら(実はボーッとしてただけ?)、古代ギリシャの哲学者 エピクロスになったような気がしてきた。(すこし自己陶酔)
エピクロスは、古代ギリシャの都市アテネの哲学者で、アタラクシア(心の平安)を、人生の最大の価値であるとし、苦痛や欲望の虜になることなく、自由な思考こそが快楽であると説いた。アテネに小さな土地を買い、庭園を作り、「エピクロスの花園」と呼ばれる共同生活の学園を創設し、多くの学徒に慕われた。(B.C.307)プラトンが、アテネ郊外に「アカデミア」と呼ばれる学園を開いて(B.C.387)から、約80年後のことだった。

エピクロスについては、
http://www.ne.jp/asahi/village/good/epikuros.html
http://homepage1.nifty.com/kurubushi/card68483.html




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仮想空間での瞑想

あまり 瞑想という行為の効果は、信じているわけではないのですが、セカンドライフのインワールドの静謐な場所で、アバターが瞑想していると自分の心が透明に広がり、知性が明晰(めいせき)さを取り戻していくのを感じます。
meiso


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現実世界でのセカンドライフ

最近、仮想世界プラットフォームとしてのSecond Lifeに関しての記事を連続してきましたが、今回は、「仮想化されていない普通の現実」におけるセカンドライフ、つまり、いわゆる、、フィナンシャル・フリーダム実現後の人生について書きます。わたしが、海外投資について、敬意を持って注目している数少ないブロガーであるPALCOMさんが、リタイヤ後の「理想の生活」について書いています。http://palcomhk.blog79.fc2.com/blog-entry-339.html
パターン的には、タレントの大橋巨泉がやっている、季節ごとに、快適な滞在国と滞在都市を回転させるタイプです。PALCOMさんは、リタイヤ後には、大学院でいくつもの学問を修めることを目標としていて、とてもユニークな海外投資家でもあります。安易な海外投資のリスクを厳しく指摘している点がとくに良いのですが、それは、また機会があれば、書くつもりです。
わたしのFuturistとしてのスタンスは、仮想世界、現実世界をどちらも人間にとって、重要な世界であると考え、相互に豊かな関係を保っていくことが、豊かな未来を導くと考えています。
言い換えれば、仮想世界での生活では、いまの現実と並行して、「もうひとつの別の生活」を仮想体験できるので、単純に、ハッピーリタイヤ後の生活を夢見るより、豊かな未来を構想できると考えられます。(もちろん、可能性であって、保証されているわけではありません。)
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週刊こどもニュース

先週土曜日(9/29) NHKの人気番組 週刊こどもニュースで「バーチャル・リアリティ」の特集があった。http://www.nhk.or.jp/kdns/nattoku/07/0929.html
セカンドライフの紹介や コートを着た人の向こう側が透けて見える技術など、わかりやすくてよかった。とくにセカンドライフについては、メディアの注目度が高い一方、否定的な面が過度に強調されている傾向もあり、ビジネスやマーケティング戦略など、いわば 大人の思惑に振り回されている人が多いのだが、むしろ こどもの好奇心や楽しさ感で 素直に受け入れていったほうが、技術の未来が見えてくるような気がした。
個人的には、透視カメラ技術が、ホロデッキ的http://ft2007.blog112.fc2.com/blog-entry-20.html に 面白い。
よい番組ですね。
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未来の家族

ユニークなインワールド・レポーターとして、最近、活躍中のChizzyさんのレポートによれば、
日本のSecondLifeで、はやくも、出会い=>恋愛=>結婚 まで達成したカップルが現れたようです。http://blogmag.ascii.jp/admin/mt-tb.cgi/765
どうやら、リアルライフでも並行して、入籍されてるみたいです。こういったカップルは、これから増えていくでしょうけれど、別に、リアルライフと必ずしも一緒にする必要はないので、たとえば、一年に一回だけ、リアルで会うだけの家族というのもよいのではないかと思ったりします。(もちろん、仮想世界完結でもまったくかまわないと思いますが)
単身赴任の家族とかだと、実際的ニーズがあるのはないでしょうか?
やっぱり、テレビ電話のほうがよいですかね。(笑い)
未来の家族を考えるときのひとつのヒントになると考えています。
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