フランスの学歴エリート社会2008-05-25 Sun 17:20
前回の記事で、日本の天下りと学歴社会、エリート・システムについて、書いた。 そこで、すこし気になったので、外国の学歴社会、エリート・システムのうちから、学歴社会では、日本以上に強固といわれる、フランスのシステムについて、調べた。 フランスには、高等教育(つまり、日本の高校卒業後の大学などのレベル)として、英米流の大学(University)以外に、エリート養成学校的な、グランセコール(Grandes Ecoles )と呼ばれる学校群が存在する。大学は、大学入学資格(バカレロア)をとれば、誰でもどこの大学でも入学できるという普通の国民大衆のための学校で、グランセコールは、国家レベルのエリートの専門的養成のための特別な学校。 グランセコール入学のためには、猛烈な受験勉強が必要で、卒業後のキャリアは、上位校であるほど、特別な待遇が約束されている。グランセコール自体は、200校くらいあり、このうちの一部が名門校と言われている。入試自体もコネや家柄などが影響するとの意見もあり、公平性には疑問がある。 ちなみに、日産のCEOとして、リストラ再建に、手腕を振るった、カルロス・ゴーン氏は、理工系の超エリートのグランセコールのパリ国立高等鉱業学校の出身である。 ![]() また、文系のENA(フランス国立行政学院)は、官僚・政治家のほとんどが、ここの卒業生であるといわれている。ちなみに、現在のサルコジ大統領は、めずらしくENAの卒業でないことが話題になった。したがって、実際のところは、なかなか外部者がちょっと調べたくらいでは、真実はわからないのだが、グランセコールが絶対ではないものの、日本以上の学歴社会だという話も理解できなくはない。 また、フランスに天下りが存在するかどうかは不明。 フランスでは、このようなグランセコールによる社会的エリート養成の学歴社会の仕組みについては、国民が支持しているようである。 フランスでは官僚の天下りは、存在するのでしょうか?日本のように、既得利権化しているのでしょうか?フランス国民は、どう考えているのでしょうか?ゴーンさん、サルコジさん、教えてくれませんかね(笑)。あ、国会議員の片山さつきさんも国費でENA留学してるようですので、友達に聞いてみてくれませんかね(笑)。 ブログAuthorは、なんとなく、大統領が、何人も愛人を持ってても当然という国なので、天下りも当たり前だという話しかも知れないと思ってます。 こういうフランスみたいな国を見てると、先進国といっても、しょせんは、この程度のことだから、日本もいまのままでいいという考え方もありかなと思ってしまうところが、ちょっと怖い。 ブログAuthorは、Futuristとして、政府より企業、企業より個人(家庭)という民度の向上を重視しているので、ここで思考停止しないで、官僚制度や学歴社会とエリート主義、民主主義について、さらに考え続けたいと思います。 |
天下りについて その12008-05-18 Sun 22:59
今回は、天下りについて、考えてみたいと思います。
最近、戦後の日本の体制見直しにともない、「天下り」の是非論や、官僚機構の組織や人事のありかたが問題になることがしばしばです。しかし、ブログAuthorの目には、いつも本質的な議論がなされないまま浅薄な処置に終わっているように見えます。 「天下り反対」もよろしいのですが、そもそもなぜ官僚が「天」なのでしょうか?国家が天で、官僚組織以外が地であるという設定は、そもそも受け入れ可能であり、持続可能なな前提なのでしょうか? 同じような意味で、庶民がよくつかう言葉に「お上(かみ)」というのがあります。なぜ、政府や役所が、上で、国民が、下なのでしょうか?冗談や愛嬌で言うなら問題ありません。ブログAuthorには、この「お上」意識が、持続可能な考え方とは思えないのです。 官僚機構は、日本国憲法の規定により、国民へのサーバント組織ではなかったのでしょうか?いつから、サーバントが天に舞い上がってしまったのでしょうか?ここには、現代の世界を枠組みを考え、日本の未来を考えるうえで、非常に基本的でありつつ、本質的な課題が埋蔵されているのではないかとブログAuthorは考えています。 埋蔵金どころの話ではありません。金よりもっと大切なものが、世界には存在するからです。 つまり、現代の民主主義の理想と現実について、あらためて白紙から考える必要があるのではないかということです。 続く |
「猿の惑星」化する伝統的大組織 その2 高橋洋一「さらば財務省」2008-05-10 Sat 22:09
ブログAuthorは、普通この手の扇情的なタイトルのついた本を買うことはないのだが、リンク先をはじめとする複数のブログで、意外な反応が感じられたので、購入して読んでみた。
!!! 日本人の書いた本には、あまり引き込まれることはないのだが、これは、相当おもしろい。 小泉−竹中を中心に展開された、日本の財政構造改革のひと幕で、ぼやけてよく見えなかった部分が、くっきりと見えてきた。 といわれる旧大蔵省に就職した筆者(数学および経済専攻)の、驚くべき活躍ぶりとそれをとりまく、組織の行動。 日本の学歴社会の象徴、エリート中のエリートと言われる旧大蔵省(現在の財務省)が、すでに猿の惑星化(==> 前回の記事)していることが、淡々とレポートされている。 高橋氏の関与した数々の財政改革の社会的、業績的評価もこれから、行われていくであろうが、これだけの仕事をした人材を、一大学教授のまま、世間がほおっておくとも思えない。この本の内容をマスメディアが消化するにもしばらくかかるだろうと思う。 ブログAuthor自身も、すぐには、消化できない手強さを感じている。とは、言っても決して、難しい専門知識が必要なわけでもなく、誰でも読める内容になっている。 日本の未来を考えるためには、貴重な一冊である。 |
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