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ぐーたら☆Futurist(フューチャリスト)のカールバーグの世界へ ようこそ

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1Q84 Book1 ふたつの月

1Q84 book1

月ふたつ、5人の小人が作るまゆ


何故かたんたんと、傍観者的な描写がつづく。
ねじまき鳥やハードボイルドのような、作者の思いいれがない。
青豆と天吾という、くっきりしたキャラクターも、魅力的な設定である一方で、マンガの主人公のように、深みが感じられない。ピカレスクロマンなのに、クリーンで、重力感のない物語。
かれらの性生活や食生活、職業生活の描写も、簡潔で、事務的とも言える淡白さが印象的だ。
ただ、村上が一般的でない特殊な職業に、とくに関心があって、独自のこだわった設定になっているのは、楽しめる。(他の村上作品でも感じたこと)
ドメスティックバイオレンスとカルト教団、左翼青年の末路・・・わからなくもないが

カールバーグには、ふたつの月が夜空に浮かぶ、その情景が、もっともインパクトがあった。book1の核は、ただこのふたつの月というメタファーにあると言ってはいけないか?
ふたつの狂気。ふたつのパラレルワールド? 


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