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ETV 「吉本隆明 語る」 

ETV(NHK教育テレビ)で、1月4日に放送された、「吉本隆明 語る」を観ました。
このブログで、吉本隆明さんをとりあげるのは初めてです。
ブログAuthor(カールバーグ)は、学生時代に、吉本隆明を読んだ記憶があります。そして、実社会に出てからは、ま、はっきり言って、彼の本などは、役に立たない(出世のさまたげ)と思い、まとめて本棚のすみに押し込んでいました。
最近ときどき、思い出しては、吉本さんは、結局なにをしたんだろう、と、考えていました。
そして、ひとことで言ってしまうとするならば、吉本隆明さんは、マルクスの手法を、言語の理論に適用して、独自の理論を構築したのだというふうに、自分なりにまとめていました。
そんなときに、たまたま、年末年始の番組表に、この番組を見つけてなにか感ずるところがあり、予約録画しました。
このETV(NHK教育テレビ)の番組は、とてもよく整理されていると思いました。


吉本さんは、現在83歳で、さすがに、体は、もうボロボロという感じですが、頭は、はっきりしていて、つぼにはまれば、時間を忘れて話し続ける情熱があります。
ジム・ロジャーズも、そうですけど、年齢の壁を感じさせない、マグマのような熱さが良いですね。今回の番組は、吉本さん、みずから、自分の50年の思索の成果を、全体的にまとめて話そうという壮大な企画なので、どうなるかと思いましたが、やはり、吉本さんの言語理論(番組では、芸術言語論と呼んでいました)の展開を中軸にすえていました。自分の戦争中の実体験と喪失感、戦後の社会科学(番組の中では、アダム・スミスからマルクスに至る古典経済学と言っていました)への傾倒から、マルクスの手法に習って、世界認識の方法(経済学)と文学を結びつつけ、独自の言語理論の確立へと進んだことが、わかりやすく、語られていました。
(番組によれば)
彼の言語理論の独自性は、言語はコミュニケーションのためのものだという考え方を否定したことであり、言語の2面性、つまり、自己表出としての言語指示表出としての言語を、明確に定義したところにあります。
自己表出とは、簡単に言うと、独り言や頭の中だけで考えたことです。そして、ただの、ひとり言であっても、沈黙であっても、それは、世界の中で、必ず意味を持ち、人々の間に伝わっていくと。
また、沈黙こそが、言語の幹や根であり、本質であると。
指示表出とは、コミュニケーションのための言語であり、言語の枝葉であり、花や果実であると。

今回、ブログAuthor(カールバーグ)が、注目したのは、吉本さんが、なぜ、2008年のいま、人々の前で、自分の思想的な仕事をまとめて話そうとしたのか、また、なぜ、それが、「人々のお役に立つ」はずだと思ったのか、ということでした。
もしかして、自分の寿命がつきるのをどこかで感じたのか、それとも、いまの米国発金融危機の混乱を打開するヒントが、自分の理論の中にあると思ったのかは、わかりませんし、ただ、なんとなく、虫が知らせただけかもしれません。

(続く)
↓これが、難しいんですよね。 薦めているわけではありません
定本 言語にとって美とはなにか〈1〉 (角川ソフィア文庫)定本 言語にとって美とはなにか〈1〉 (角川ソフィア文庫)
(2001/09)
吉本 隆明

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