A Futurist's blog

ぐーたら☆Futurist(フューチャリスト)のカールバーグの世界へ ようこそ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

ジム・ロジャーズ インタビュー その2

前回の記事で 言葉が足らない部分を補うことにする。わたしの意見は、結論的に、ブルドッグ・ソースの買収防衛策が認められたことは問題ない、ということだった。では、この判決は、日本の未来にどういう影響を与えるか?それをどう考えるか?
まず、アングロサクソン的な資本の市場主義を当然だと思っている投資家は、「日本では、M&Aに、独特な司法判断があり、単純にやると法的にはじかれるかも知れない」と考えて、日本への投資をためらうので、もともと外国人投資家依存の傾向が強い日本の株式市場は停滞の傾向が強まるかもしれない。しかし、実は、それがどの程度に影響するかは
、まったく未知なのだ。
まず第一に、日本のM&Aは、ブルドックだけでないし、裁判沙汰にならずに、まとまる話しのほうが多いと思う。たとえば、このブルドック・ソースとほぼ同時期に、三星食品(ヘラクレス上場企業)に対する外資の食品会社から TOB(公開株式買い付け)があった。三星食品は、優れた製品(テイカロ)を持っていたが、長期的には、商品の幅を増やすなどの拡大戦略が必要であった。現経営陣もこの買収を支持し、低迷していた株価も50%以上上昇した。わたしも、少しだけ、株を所有しており、株主のはしくれだったが、満足、納得だった。うれしい反面ちょっとさみしいのが意外だった。結局、こういうのがよい買収なので、このタイプの買収が増えればよい。
また、どの国でも、企業は独自の買収防衛策をもっており、たとえば、今年5月に、ロイターをトムソンが買収した件では、ロイターの創業者一族に買収拒否権が設定されていたし、買収された場合でも、ロイターの編集権だけは、別扱いとなっていた。
企業の買収防衛策は、市場の潜在的な暴力的な力に対するシェルターでもあるため、外部からは、分かりにくい場合もあるし、ある程度、資本の流動性を抑えても、やむをえない面がある。
さらに、世界には、優秀な買収屋や経営者、投資家がいっぱいいる ので、日本において、いくらでも良いM&Aの話をまとめていけると思う。
したがって、一時的に、日本企業へのM&Aが影響を受けるとしてもわずかであると考える。また、仮にこのことを含めて、当面、日本の株式市場が外国投資家へ迎合しないことによって、停滞することがあっても、そして、いくらかの経済的停滞をもたらしたとしても、それは日本の長期的な未来設計を展望した場合には、第2義的な問題にすぎないと考える。

日本の未来 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<ジム・ロジャーズ インタビュー その3 実質的な生活レベルの低下 | HOME | ジム・ロジャーズのインタビュー その1>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。