日本の株価と、「日本没落」の最悪シナリオ2008-01-15 Tue 22:21
本日、日経平均が14000円を割り込んだことで、日本の株価に対する悲観的な見方が強まっています。
けれども、ブログAuthor的には、当然の成行のように感じられます。 何度も書きますが、日経平均は、依然として、PERが、米国DOW、S&Pより高く、ヨーロッパ諸国よりもかなり高いのが事実で、いくら、昨年のパフォーマンスが下から2番目だから、もうそろそろ持ち直すだろうとか、期待しても、関係ありません。高PERを支持する理由がなければ、いつかは売られるのは当然で、現在の金あまりで、レバレッジを効かせた金融市場の論理では、いったん売られはじめれば、実態経済の程度を無視して、徹底的に売られるのが現実です。 ![]() この図は、日経平均株価の1985年から現在までのチャートです。2006年2007年には、ついに節目となる20000円に達することは出来ませんでした。逆に、2006年6月の下値14300円を割り込んだ時点で、もはや、12000円前後までの売り込みは流れ的にあり得ると考えるのが普通でしょう。もし、今年後半に米国が、本格的景気後退(リセッション)に入るような展開になれば、(来年以降の話しとしても)さらに下もあり得ると考えるべきでしょう。 ブログAuthorは不思議なのですが、なぜ、誰ひとりとして、2003年の日本の大底といわれた、7603円を再び、確認しにいくと考える人がいないのでしょうか。日本経済が回復基調だからというのが根拠と思われます。しかし、米国発の世界景気後退が本格化すれば、中国以外のすべての国は、その影響を避けられないとジム・ロジャーズは言っています。さらに、日本の経済回復は、かってのように、国全体が均質的ではなく、グローバリゼーションの持つ両極分離型の特質を持っています。斉藤さんのブログを見ていると、日本の影の部分の暗さはかなり深刻で、地方や庶民の現実は、予想以上に危険な状態にあると思ったほうがよいでしょう。 もし、ほんとに、7603円を割り込んで、あらたな大底探しが始まるようなことになれば、それこそ、 「日本没落」の最悪シナリオが見えてきます。かっての、資本主義覇権国のイギリスは、没落の過程で、株式市場のPERは4倍まで売られました。日本のPERが4倍になったとすれば、単純計算で、日経平均は、3000円台まで、下げることになりますね。いまのところは、この最悪シナリオは、ブログAuthorにも現実的なものとは思えません。 けれども、逆に、回復・成長・発展シナリオも見えていないし、現実的になっていないというのが、いまなのかなと思います。 |
この記事のコメント 年末年始のテレビで企業経営者や評論家が日本経済に楽観的なのはかなり違和感ありました。
特に大発会後に株式市場について楽観的なこと言っている人には何を言っているんだ?と思いました。 まあかといってこういった人達が、日本経済はもう駄目です。なんて開き直られても困りますけど イギリスの株式市場がPER4倍になったことなんてあるんですね。最近日本の不動産セクターは、そのぐらいの株価ごろごろしていますけど日本株全体がそうなってもおかしくないということですかね。 個人的には3000円はなくても日経平均今年中に10,000割れはそんなに非現実的な数字ではないと思っています。 わたしは、金融の素人ですし、まあ、日本の株価は、世界のマネーの動きで決まってしまいますから、はっきりしたことは、誰にもわからないでしょう。わたしは、まだ、日本の株ももってますし(笑)、できるだけ、はやく、立ち直って欲しいと思っていますが、アメリカの景気後退が現実化すると相当厳しい状況になるでしょうね。PER4倍というのは、歴史の教訓として、ひとつの参考として考えてます。最悪のシナリオを想定して、7603円を割っても冷静に対応できるようにしておけば、問題ないと自分に言い聞かせています。どちらかというと、日本が、最悪のシナリオを回避するために、なにか必要かを見つけることのほうが大切だと考えます。
2008-01-17 Thu 02:00 | URL | A.カールバーグ #-[ 編集]
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