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斉藤孝の子どもへの視線

斉藤孝さんの「声に出して読みたい日本語」をたまたま、本箱から取り出して、見直していました。

声に出して読みたい日本語声に出して読みたい日本語
(2001/09/12)
斎藤 孝

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いまや、日本のオピニオン・リーダーのひとりとして、定着した感のある斉藤さんですが、さすがにこの本は、独自の視点と質の高さが心地よい、誰にでも勧めたくなる名著です。
斉藤さんの視点で、ユニークさを感ずるのは、日本語を音読することの価値を明確に指摘している点はもちろんですが、子どもへの、優しく、深みのある視線にあると思います。
たとえば、三好達治の雪 という詩について、

   雪

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。

      (詩集『測量船』から)


  

....もともと神の領域に近い子どもという存在は、熟睡のなかで完全に神の領域に帰る。眠る子を見ていて飽きないのはそのためかも知れない。「太郎を眠らせ次郎を眠らせ」たのは、雪が象徴する重力という神ではないか。.....

と書いています。子どもが神の領域に近い存在だということは、子どもを身近で、観察していると時々実感することです。その感覚をうまく切り出すことは難しいものですが、三好達治の詩と斉藤さんの解説は、かなり高度なレベルでそれをやっているように思えます。
斉藤さんは、本業は大学教員のようですが、私塾を開いて、子どもを教えているようです。
彼のレベルは、大学教授のそれを完全に超えています。それは、実際に日々、子どもと生身で接しすることで、彼自身学んでいるからこそ、出てくる言葉であろうと思われます。

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