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Yahoo買収騒動に思う

マイクロソフトが仕掛けたYahoo買収劇は、MSが敵対的買収を断念したことで、あらたなフェーズに移り、有力幹部社員の連続退職と有力投資家のアイカーン氏の株主の委任状争奪戦のゆくえに注目が集まっている。ブログAuthorは、初期のころは、「またいつものように、アングロサクソン流の資本同士の食い合いだな。」と無関心だったが、Yahooの創業者CEOが、徹底して、マイクロソフトのリーズナブルな(笑)提案に抵抗を続けるので、ちょっと興味が沸いてきた。
たとえば、以前、IBMがLotusを買収したときと、状況は似ているが、進展がまったく違う。IBMがLotusを買収したときは、Lotusが、マイクロソフトのOfficeにシェアをどんどん奪われて、先行き勝ち目がないと誰の目にもあきらかな状況だった。このとき、IBMは、LotusにTOB(公開株式買い付け)を仕掛けた。仕掛けたとは言っても、ほとんど、争いにはならず、Lotusの創業者CEOは、あっさりとIBMへの身売りに合意した。

当初、MSのYahoo買収については、部外者の意見としては、合理的であるとして、支持する意見が多かった。しかし、事態は、そうは展開しなかった。なぜだろう。
端的には、CEOが依然自分のビジネスに強い自信と確信をもっていることに特徴がある。確かに、米国国内での検索エンジンのシェアは、競争相手のGoogleに、完全に負けパターンに入っている。
株価は、冷酷なまでに、勝者と敗者を強調する。しかし、ビジネスは、そう単純なものではない。
さらに、企業支配(統治)のデリケートな側面をも理解する必要がある。創業者CEOが、買収提案に納得しない場合に、敵対的買収を仕掛けることは、もちろん可能だが、マイクロソフトは、敵対的なアプローチはしなかった。
このへんのかけひきは、やはり、単純なものではないようだ。ウオール街が、そろばんをはじくようには、物事は進まない。日本の企業の買収防衛策を閉鎖的と批判する声も多いが、どの国でも、企業も人であり、生き物であり、一筋縄ではいかないものだと感じた。
さらに、投資家のアイカーンが出てくるところが、いかにもアメリカらしくて、笑ってしまうが、もはや、へたなTVドラマより、よほど面白い。資本同士の食い合いに嫌気のさした社員が、どんどん流出していくのも、ドラマを盛り立てている。

ブログAuthorとしては、このドラマは、株式資本主義と企業と投資家と創業者と社員たちの人間ドラマとして、最終回まで、みのがせない楽しみとなった。
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