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A Futurist's blog

ぐーたら☆Futurist(フューチャリスト)のカールバーグの世界へ ようこそ

頑固な変人の学者B との対話 その1 「サンデル教授と正議論」

カールバーグ 「サンデル教授の正議論 読んでるよ」

B教授 「やめとけ。時間の無駄だ。」

カールバーグ 「あいかわらず変人だね。いや、なかなか面白いよ」

B教授 「サンデル教授は、政治哲学といいつつ、道徳と政治をごちゃまぜにしてる。」

カールバーグ 「別に、専門分野に、こだわることないじゃないか。世の中で問題となっている<正義>という価値観を、主要な学問的体系を検討しながら、広く論じているわけだから。学者向けの研究書というわけでもないしね。」


↓参照
マイケル・サンデル 「これから正義の話をしよう」

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
(2010/05/22)
マイケル・サンデルMichael J. Sandel

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ジャック・アタリ緊急インタビュー(NHK)

GWのさなか、たまたまTVをつけたら、NHKで、放送していたので、見ました。
「危機の中で未来を考える」ということで、ふむふむ、ジャック・アタリさんに、2回連続で、インタビューしています。

↓いかにも、フランスのエリートという雰囲気のアタリさん
アタリ


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ほぼ日 吉本隆明プロジェクト 「ほんとうの考え」

ほぼ日刊イトイ新聞で、また、吉本隆明シリーズがはじまりました。
「ほんとうの考え」(←クリック)
1920年代の恐慌時代と、第2次大戦敗戦前後の状況と、いまの金融危機の状況と。「食えない」という危機感。危機的状況でも、女性は、化粧が大切なことなど。
そして、北欧の医療革命について、など。
普通人とは、相当ずれたところから、独自の「ホントのこと」を語っています。不思議なリアリティは、変わりません。
糸井さんが相手のインタビューなので、あまり深入りしないで、さらっと進むのが、いいですね。
とりあえず、読み通してみようと思っています。
では。
吉本隆明

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世界2500言語消滅危機?

朝日新聞によれば、ユネスコの調査で、世界で2500言語が消滅の危機にあるとのことです。
世界に、約6000の異なる言語が存在するということ自体で、普通の日本人の常識を超えていますが、そのうちの半数ちかくが、消滅の危機、538言語が「極めて深刻」な危機にあるとのこと。
1950年以降で、219言語が消滅したそうです。ふむふむ。
日本では、アイヌ語が、「極めて深刻」で、話者は、15人!!!だそうです。もはや、なんとも、申し上げられませんが、時代の淘汰は、厳しい面もあるのは、事実でしょう。
ただ、率直に申し上げて、地球上の人類がもつべき、言語の種類として、1000単位のものが、必要であろうとは、カールバーグには、思えません。
沖縄や八丈島の言語も、「絶滅危惧種」になっているみたいですが、沖縄に遊びに行ったときに、「メンソーレ」が、なくなってしまうのは、ちょっと寂しい気がします。
日本語自体は、ガラパゴスになろうが、なんだろうが、100年くらいは、生き残るでしょう。
EUの公用語だけでも、23ヶ国語あるわけですし、ま、とりあえず、100言語くらいは、末永く、生き残ると考えるのが、普通でしょう。いずれにしても、人類の言語って、気が遠くなるくらい、異種があるということで...
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標準年齢で、分類されることの不快

年齢で、人間の能力とか、未来を判定することについて考えてみます。
後期高齢者医療制度の、75歳で、全国民を分類してしまうことには、国民的な議論として、賛否両論あります。
また、日本の雇用慣習の中で、定年制度の多くは、60歳を定年としていますが、大前研一氏などは、50歳以前と以後では、仕事への姿勢を変えて、ペースダウンしたほうがよい、と主張しています。
さらに、ブログAuthor(カールバーグ)の接点のある某組織においても、定年は60歳ですが、50歳以上に対しては、退職しやすい(させやすい?)仕組みをつくろうとしているようにも、見えます。
こういった、50歳、60歳、75歳が、なぜ、この数字なのか、一律に、多様な個人に当てはめてよいのか、という点について、あまり、納得のいく、わかりやすい根拠や思想が示されていないように思います。


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ドラッカー 「経済人」の終わり を読む その2

==>前回の記事で、ドラッカーの”「経済人」の終わり”を読みはじめました。なぜ、いまさら、ファシズムなのか?という疑問もあるでしょう。第2次大戦は、反ファシズム陣営の勝利に終わり、とりあえず世界に自由と平和が戻りました。そして、米ソ対立から冷戦構造の世界となり、その冷戦構造も崩壊したため、現在のグローバリゼーションとマネー流動時代になっているわけです。しかし、世界が、いつ、暗い混乱と未明の時代に入っていくかも知れません。ナチスが政権をとったとき、ドラッカーは、アメリカに逃避しました。われわれも、いつか、どこかの国(そのときは、アメリカではないかも知れません)へ逃避する日が来るかも知れません。

「経済人」のおわり  =要約=

第2章 大衆の絶望
ファシズム全体主義は、ヨーロッパにおいて、ブルジョア資本主義の秩序が崩壊し、マルクス社会主義があたらしい秩序をもたらせなかったために、発生した。
マルクス社会主義は本来の主張であるはずの”階級のない社会”を実現できないことが明白となり、失敗した。
そしてブルジョア資本主義体制における単なる反対勢力のひとつになりさがった。
マルクス社会主義は特権的中間層の問題を解決できない。
マルクスは、中間層の問題を解決できなかったため、「資本論」を完成させることができなかった。
マルクス社会主義革命が先進国で起きなかったのは,ブルジョア資本主義が、特権的中間層を生み出していたからである。
ロシアやスペインやメキシコにおいても社会主義革命のあとに、特権的中間階層が発生して、階級のない社会を実現を不可能にした。
(ヨーロッパでは、すでに、第一次世界大戦が勃発した日に、マルクス社会主義は、本来の意味を喪失していた。)
**
ブルジョア資本主義は、経済体制として、大成功した。
しかし、経済の成長と拡大は、社会的な目的を達成するための手段としてしか意味がない。
ブルジョア資本主義こそ、自由で理想的な社会を自動的に実現するための手段として利潤(利潤動機)を積極的に評価した、最初で唯一の社会的信条だった。(自由で平等な社会は、私的利潤を社会行動の最高の規範とすることでもたらされるとする)
しかし、ブルジョア資本主義の約束は、幻想にすぎなかった。
経済発展は平等をもたらさず、機会均等という名の形式的な平等すら、もたらさなかった。
そのかわりに、閉鎖的なブルジョア階級を作り出してしまった。
ヨーロッパにとって、希望だったアメリカ合衆国の存在も、1929年の大恐慌によるアメリカの崩壊は、ブルジョア資本主義への信頼に回復不能なダメージをもたらした。
**
ブルジョア資本主義もマルクス社会主義も人間を「経済人」と考えるが、もはやその概念は、崩壊した。なぜなら、、「経済人」であることが、自由と平等を約束できないからだ。
(ヨーロッパの基本概念は、自由と平等であり、キリスト教の秩序である。これは、また、ヨーロッパの歴史でもある。)
「経済人」の概念の崩壊によって、人々は秩序ある合理を持った世界観を奪われた
社会は、コミュニティではなくなり、孤立した群集となった。

(続く)









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ドラッカー 「経済人」の終わり を読む その1

経営思想家として、有名なドラッカーですが、彼が23歳、ヒットラーがドイツで政権を奪取したときから、書き始め、29歳の1939年に出版した、最初の本「経済人の終わり」を読むことにしました。
ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり (ドラッカー名著集 9)ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり (ドラッカー名著集 9)
(2007/11/16)
P・F・ドラッカー

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以前の記事(==>西欧近代資本主義の失敗から考えるアメリカと中国において、ヨーロッパが20世紀に2度の大戦を防げなかったために衰退したことと、現在のアメリカと中国の関連に触れましたが、ヨーロッパ近代資本主義と2度の世界大戦を考える際に、絶対避けて通れない、ファシズム(全体主義)の問題について、ドラッカーの名著をベースにして考えてみようと思います。
企業とか経営とかの研究を始めるまえの、若きドラッカーのみずみずしい分析が、古さを感じさせません。なにせ、ヒットラーの登場以前から政権奪取まで、を目の前で、生々しい現実として、目撃し、渦中の様々な人々とリアルタイムに直接話した経験をもとにしてるわけですから、論理展開にも血肉が通っているのを感じます。
ファシズムを革命だと断言し、秩序崩壊の閉塞状況における大衆の絶望が、ファシズムに政権を与え、資本主義もマルクス主義も、形式的民主主義であるがゆえに、ファシズムを打倒できないとするドラッカーの分析は、若者らしい大胆さと、切れのよい知性を感じさせます。

「経済人」のおわり =要約=

まえがき
ファシズム全体主義は、根源的な革命である。
ヨーロッパの伝統(自由)を脅かす、ファシズム全体主義に対抗する政治的意思
社会領域と経済領域に限定して分析する
ヨーロッパとアメリカは違う

第一章 反ファシズム陣営の幻想
共産主義は、革命勢力として、ファシズム全体主義に敗北した。(ファシズムが革命勢力となった。)
ファシズム全体主義に対する、無知と誤解が、ファシズムへの抵抗を弱めている。

ファシズム全体主義の本質は、人間の野蛮性や残虐性の発現ではない
ファシズム全体主義の本質は、ブルジョア資本主義の最後の悪あがきではない。
ファシズム全体主義の本質は、無知で、下劣な大衆へのプロパガンダの結果ではない。

ファシズム全体主義は、他のあるゆる革命と同じように、枠外からの革命であり、昨日までのすべての基本のすべてを変え破壊する。
革命に抗して勝利することができるのは、革命を革命として、認識し、その原因を正しく診断しえたときだけである。
しかるに革命の本当の原因、唯一可能な原因とは、価値観の変化、特に人間の本性と、天地
万物および社会における人間の位置という、最も重要な領域における価値観の根本的、根源的変化である。

ファシズム全体主義は、積極的な信条を持たず、もっぱら他の信条を攻撃し、排斥し、否定する。(否定が綱領である)
ファシズム全体主義は、ヨーロッパ史上はじめて、すべての古い考えを否定し、支配下の個人の福祉向上のための権力の正当化の必要性を認めない。(権力が自らを正当化する)
ファシズム全体主義への参加は、ファシズムの公約を信じないからこそ、支持される。(背理)

旧秩序の崩壊と新秩序の欠落による大衆の絶望
ファシズム全体主義は信条と秩序の代役に「組織」を充てることによって、問題解決のお守りにする。
ブルジョア資本主義やマルクス社会主義における形式的民主主義では、ファシズム全体主義の膨張を防ぐことはできない。「組織」の栄光を最終目的とする思想に対しては、自由と平等というヨーロッパの伝統を基盤とする新しい秩序をもって対峙しなければならない。

(今回はここまで)




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